肉体とは

それらは、肉体的には運動系、感覚器系、呼吸器系、循環器系、消化器系、神経系、生殖器系、内分泌系、泌尿器系において分担、協調して機能を発揮しています。
しかし、例えば運動系を見ていきますと、上は個体として他の個体(人等)との協調、下は系を構成する種々の器官、その器官を構成する筋肉等の組織、その組織を構成する種々の細胞、その細胞に含まれるDNAやビタミン等の関連分子、果てはカルシュームや塩素のような原子までの性質、働き等の理解がないときっちりとした説明は出来ませんし、健康法の意味や限界、注意点もはっきりとは分かりません。
こう考えてきますと、もっと進んで素粒子の働きはなんてなってきそうです。
現実にはよく言われる、”自動車で快適にドライブするのに、自動車のメカニズムのすべてを知っている必要はない”と言うのと同じようなものになります。
でも、自分の知っている範囲ですべてを判断するのでなく、自分の理解できない範囲には概要、このようなものがあり、それらに関する事については、専門家の判断や話を信用して任せると言うような事が必要になると考えるのが得策だと思います。
現代はいろんな人がいろんな事を解説、宣伝しています。
そのため、どれが正しそうかを判断するには、かなり専門的な範囲にも知識、理解の幅を広めておく必要があると思います。
そのため、本HPではかなり専門的な部分まで踏み込んで紹介していきます。
目次へ戻る
参考になるサイト
1.人体の仕組み
科学技術振興機構の作っている教育用サイトのコンテンツで人体の仕組みを3次元CGと映像でわかりやすく紹介しています。
2.人体の仕組み
本HP関連で作っているサイトですが、容易に人体の仕組み、作動順序等がわかるような記事を主に集めています。
人体と制御ループ
人体の活動はネガティブフィードバックが主体です。
ネガティブフィードバックとは、バランスの取れた系にそれまでと違った新しい目標値をインプットした場合、その目標値と現状の値の差を減らしていくように系が働き、結果として目標値で新しいバランス状態に至るような制御の系(仕組み)を言います。
下の図は、人体のほぼすべてをコントロールしているフィードバックシステムを表しています。
たとえば、体温の場合を考えます。
外部環境として室温が冷えてきた場合、体が冷えてきて、結果として血液の温度が下がります。
これを視床下部の温度の受容体(センサー)が感じ、血液温度を一定値以下にしないように効果器に指令を出します。
効果器とは指令に対して効果を発揮する器官、仕組みを言い、たとえば筋肉は寒い時に震えるように指令が来ると、指令に従って震え、結果として熱を発生します。
その他、体表に近い部分の血管を収縮させ発熱を抑えるとか各種の手段を指令し、結果として血液温度をある一定値以内に保ちます。
この温度キープのコントロールはホメオスタシス(人体の基本的な活動の環境をそれぞれの最適範囲内に保つ働き)の一つです。
有用性判断とは、体の各器官、系が有効に働いているかを見て、必要性の高い場所を増強し、必要のない部分は縮小していくコントロールです。
廃用性萎縮という言葉が有名です。
使わない部分は体でも頭でも衰退してしまうように働きます。
DNAプログラムは、人の誕生から死までの基本的な進行がプログラムされているので、それに従って進められていく、その時々に必要な指令が出されていくということを示しています。
細胞の分裂回数が決まっているとか、一日の始まりとか、月のものとか、本能的な行動とかがこれらにあたります。
加えて、その人の願望や意図がその時々に反映されていきます。
競技で次の作戦はどうしようとか考え、その方向で体を動かしていくなどが例になります。
調節器は主には脳がその役割を担っていますが、内臓とかその他の色々な部分で分担して効率的に必要な指令を出していきます。
神経の信号と化学的なホルモンを血流等に流して伝える二つが主な信号の形になっています。

pdf版は→こちら