内臓

  

内臓とは

動物胸腔や腹腔にある器官の総称ですが、普通は腹腔内にある胃・腸・肝・腎・膵などを言います。


実際は同じような色が多く、特に小腸、のあたりとか境界もはっきりしないことが多いので色分けしてあります。

本当の色ではありませんので念のため

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腸内細菌とは

ヒトの腸内にはおよそ1000種類、数にして100兆個、重さにすると1sもの「腸内細菌」がいる。

腸内細菌は体調の維持や病気が起こるメカニズムにも大きく関わると考えられているが、培養するのが難しいため詳しい実態はほとんどわからなかった。

ところが去年、腸内細菌から遺伝子だけを取り出してその機能を調べる「メタゲノム解析」に東京大学などのグループが成功し、興味深い事実が次々と明らかになってきた。

大人から子供まで、13人の腸内細菌を解析したところ、驚くべきことに腸内細菌の80%がまだ知られていない細菌であり、それらの4分の1の遺伝子がどんな機能を発揮するか分からないものだった。

さらに乳児が離乳して成長するにつれて、腸内細菌の種類や分布、数などの環境も大きく変わることもわかった。

またこれまで家族の間では腸内細菌は似ていると考えられていたが、同じ家族でも個人個人で様子は違っていて、指紋のように個人を特定できるほどバラエティに富んでいることもわかってきた。

こうした結果から、感染予防のメカニズムを解明したり、あるいは健康管理に応用しようという取り組みも始まっている。
(2008.07.26サイエンスゼロより)

腸内細菌の全体像

ヒトの体にすみついている細菌は腸内細菌が約500種類以上、口腔(こうくう)内や膣内にそれぞれ約500種類と推定されています。

腸内の細菌数は、乾燥ふん便1g当たり1兆個近くになります。

腸内細菌の全重量は約1.5kgと推定されます。


その腸内細菌の全体像が理研の微生物機能解析室の辨野義己(べんの よしみ)室長らによって解明され始めました。


腸内細菌は、消化器系の病気だけでなく、現代の3大死因である、がん、心疾患、脳血管疾患、さらにはアレルギーや痴呆(ちほう)など多くの病気と関係していることが近年明らかになりつつあります。



19世紀半ば、ウィーン大学のTheodor(テオドール) von Escherich(エシェリッヒ)はふん便中に細菌を発見しました。

この細菌は菌です。

その後、20世紀半ばまで、ふん便から大腸菌以外の細菌はほとんど培養できませんでした。
口から入る多くの細菌は腸内で死んだ状態だと考えられていました。


その長年の常識を打ち破ったのが、理研の光岡知足(ともたり)博士らでした。

1950年代から、光岡博士らは無酸素状態の嫌気性培養を行うことによって、腸内で多くの細菌が生きていることを解明し始めました。


ほとんどの腸内細菌は、酸素があると生育できない嫌気性細菌だったのでした。

辨野室長は約30年前、理研の光岡研究室に入りました。

1980年代半ばから、腸内細菌のDNA解析が可能になり始め、培養しないでも腸内細菌の存在を調べられるようになりました。

そして1996年、分子生物学者による“衝撃の論文”これまで約100種類といわれていた腸内細菌は、500種類以上あることも明らかになりました。


辨野室長は、ヒトの腸内細菌全体の構成パターンをより迅速・簡便に調べられるT-RFLP法を2000年ごろから導入し始め腸内細菌の全体像の解明に挑み始めました。


ヒトの腸管は外界と接する“免疫の最前線”であり、ヒトの体の中で最も病気の種類が多い“病気の発信源”です。

ある種の腸内細菌はアンモニア硫化水素などの腐敗産物、細菌毒素、発がん物質を産出します。

また一部の有害物質は吸収されて血液を介して全身を回り、各種臓器に障害を与えます。
こうして腸内細菌は、発がんや老化コレステロール沈着による動脈硬化肝臓障害、痴呆、自己免疫病、免疫低下などの原因となっている可能性が高いことが分かりつつあります。


辨野室長によると、「動物実験によると、無菌状態の動物は、通常より1.5倍長生きします。

私たちの寿命は体内の細菌によってコントロールされていると言ってもよいのです」ということです。

これからは腸内細菌全体が集団として、私たちの体や食べ物とどう相互作用し、どういう物質を産出するのかを調べる必要があります。

「まず、腸内細菌全体の構成をとらえる腸内細菌プロファイルと腸内細菌全体の産出物(代謝物)の構成をとらえる腸内代謝プロファイルを合わせた、腸内環境データベースを作り、食生活などの生活習慣や病状などのデータも蓄積して関連性を解析すれば、どのような腸内環境が健康な状態か、どの腸内環境が特定の病気と関連するかが明らかになるでしょう。

そうすれば腸内環境データを予防や病気の早期発見に役立てることができます」

腸内環境は一人ひとりで違い、同じ人でも食生活などの生活習慣や年齢とともに変化します。

生活習慣と腸内細菌、病気との関連を解明するには、特定の地域を集中的に調べることも重要です。

弘前大学と共同で青森県内のある地域の住民3000名以上を対象に、腸内細菌を毎年検査して、その人が5年後、10年後にどういう健康状態になるか、関連を調べる予定だそうです。


「食を含めた生活習慣全体を改善して、腸内細菌全体のバランスを変え、健康の増進と病気の予防を実現していくことが大切なのです。

20世紀の腸内細菌研究は、“研究のための研究”でしたが、やっと予防医学に役立てるときが来ました。

これまでの多くの研究者の努力を、人の健康に実質的に結び付ける橋渡しをしていきたいと思っています」と語っておられます。
(参照:理研ニュース2010.12)