健康法の本質DNA
人類は単細胞動物から現在の人間まで、長い年月を経て変化してきました。
その変化の各々の時点では、生き残りをかけて頭と体を使って懸命に生きて来たわけです。
すべての人がそのような人類としての長い歴史と各人の祖先からの特有な気質や体質、各代の婚姻による遺伝子の組み合わせによるシャッフルにより非常に複雑な特質を生まれながらに持ち、さらに環境による影響も強く受けています。
しかし、原初のDNAがよほどしっかりした構成になっているおかげか、上記のような影響による個々人の変化はそれほど大きくなく、人類共通の部分が肉体的次元においては大きいようです。
人類共通のDNA部分の変化の時間的スパンは非常に大きく数億年規模での話になります。
藻類の発生した5億数千万年前から1億数1千万年前の恐竜の時代をへて2万5千年前に人間が分離し、現れたと言われています。
DNAの個人差
人間の遺伝子の塩基配列は99.7パーセントが共通だが、0.3%に個人差があるそうです。
この違いが肌や目の色、血液型、お酒に強いかどうかなどの体質を決めている。
こうしたDNAの個人差をあらかじめ調べて、病気の治療に生かしていく「オーダーメイド医療」が本格的に始まろうとしている。
DNAのメチル化
遺伝情報を担うDNAの遺伝子が変化し、その働きが制御されるという仕組みがいま注目を集めている。
その一つがDNAにメチル基が結合する「メチル化」という現象。
DNAがメチル化されると、その付近にある遺伝子の働きが抑えられる。
例えば、同じ種から生えた全く同じ遺伝子を持つ植物が違う色や模様の花を咲かせるのは、細胞によってメチル化の度合いが違うことから起こる。
また、生まれたときは同一のDNA配列を持つ一卵性双生児が、年齢を重ねるにつれてその容姿や性格が違ってくることにもこのメチル化が大きく関わっていることがわかってきた。
一方、受精卵が様々な細胞に分化するときにもこのメチル化が関わっていると考えられ、その原理を再生医療やがんの治療、診断などに役立てられないかという研究も始まっている。