動きのカード
つまづいても転ばない」について
現在、厚生労働省で、体操競技や器械体操ではない一般体操を日頃行っている方々に対して、体操習慣と転倒予防の関係を調べる研究が進んでいます。結果はまだ発表されていないため、詳しいデータは番組でご紹介できませんが、これまでの分析によって「体操をしていると、日常生活の中でつまづく回数は減らないが、転倒する回数は減少する」という結果が判明しつつあります。
「脳の中の動きのカード」について
運動領野は、体を動かすのに先立って、動きの計画、組み立てを行っています。その際に必要となるのが「動きのカード」です。「動きのカード」とは、運動領野に蓄積されている「体の動きのプログラム」のことです。
私たちが体を実際に動かす際、運動領野は、そのために必要なさまざまな関節、筋肉の動きを組み合わせた上で、全身に向けて指令を送っています。何かにつまづいたり、不意にバランスを崩したりした時、転ばないように態勢を立て直すためには、運動領野になるべくたくさんの動きのレパートリーが備わっているほど、さまざまな事態に対処できると考えられます。
ラジオ体操は、たとえば腰を大きく曲げたり、腕を大きく上に伸ばしたりといった「日常生活ではほとんど行われない体の動き」を多く含むため、運動領野にさまざまなレパートリーの体の動きのプログラム(動きのカード)が備わり、その結果として、不意の事態でも体をとっさにコントロールできることにつながるのです
(試してガッテンより)